◆磯崎新 『磯崎新の建築談義#03 ヴィッラ・アドリアーナ[ローマ時代]』
 


※上のリンクは同シリーズの別の本です

-巨大化する古代ローマ-

ヴィッラ・アドリアーナとは

 本書は磯崎新が世界の代表的な建築物について述べるシリーズの一冊。
 他の巻と同様に、建築評論家の五十嵐太郎との対談形式となっている。また写真家の篠山記信が撮影した写真も多数収録されている。

 ヴィッラ・アドリアーナとは二世紀頃に、ローマ時代の皇帝、ハドリアヌスが建てたものである。
 単体の建物ではなく、複数の神殿や図書館、ナイル川を模した巨大な池などが広大な敷地に建設された、それら全体のことを指す。
 これらの建築物は現在では大きく崩壊し、廃墟の様相を呈している。
 同じくハドリアヌス帝が建てたローマ時代を代表する建築である、パンテオンが現在でもほぼ同様のかたちで残っていることを考えると対照的である。

 このヴィッラ・アドリアーナは多くの建築家に影響を与えてきた。本書ではル・コルビュジエやフランク・ロイド・ライト、リチャード・マイヤーやフランク・O・ゲイリーなどの近代、現代を代表する建築家への影響を指摘している。

ヴィッラ・アドリアーナの一部 海の劇場(wikimedia.orgより)

ヴィッラ・アドリアーナの一部 海の劇場(wikimedia.orgより)

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